春になり予防シーズンが始まりました。

今年も既に散歩後にノミに感染してしまったといったわんちゃんが出始めています。

当院での各種予防の推奨は以下の通りです。

・ノミ、マダニ 暖かい日が多くなったら危険。2月下旬頃から予防を推奨。

・フィラリア症 5月下旬~11月下旬(開始時期次第では12月上旬)頃まで

・狂犬病 4-6月頃。生まれた日によっては時期外れの接種になることもあります。

よく狂犬病と混合ワクチンをどちらから打った方が良いかという質問を受けます。

狂犬病を先に接種した場合、1週間後には混合ワクチンを接種可能です。

混合ワクチンを先に接種した場合、1ヶ月後に狂犬病を接種可能です。

早めに終わらせたい場合は狂犬病ワクチンの接種からをおすすめします。

ワクチン接種後は副反応が出ることがあります。

以下のような反応がでる可能性がありますので、極力午前中の接種が望ましいです。

遅くとも16時頃までには受診してください。

それ以降は当日の接種を見合わせて頂くことがあります。

・早く出る副反応 

一番怖い症状はアナフィラキシーショックという死に至る強いアレルギー反応です。

これは接種後30分以内に起き、ほとんどの患者さんで15分以内に起きます。

はじめてワクチン接種を受ける場合は15分間の院内待機をして頂きます。

・遅く出る副反応

数時間後~24時間以内に起きてきます。

発熱、嘔吐、下痢、全身の痒み、顔が腫れるなどの症状が出ることがあります。

夕方に接種し、夜に副作用が出てしまうと当院も対応が困難となってしまいますので午前中の接種をおすすめ致します。

予約制ではありませんので御都合に合わせて御来院ください。

この記事を書いた人

三鷹中央どうぶつ病院